防災シリーズ3
今回は防災シリーズ「がれきの下敷きになった人を救助」編をお送りさせて頂きます。
大規模な地震や災害が起こった時、レスキュー隊や救急車等は駆けつける事が出来ません。
もし瓦礫の下敷きになって、瓦礫をあげられれば助けられそうな時、
身近な物を使って助け出す方法です。
(※その時はしっかり状況を見て無理はしないでください)
車の中には、パンクした時の予備のタイヤと一緒に
車を持ち上げるジャッキが入っています。
大体の物は700kg以上の物を持ち上げる事ができるので、
ちょっとした瓦礫の隙間にジャッキをかければ、
重い瓦礫や倒壊物などをよける事が可能です。
ただ、被災地ではジャッキを使う足場が不安定な場合が殆どなので、
少し上げる度に隙間に角材(その辺に転がっている硬いもの)
などをかませ、ジャッキのズレによる再落下を防ぎながら
ジャッキを上げるようにしないといけません。
ジャッキを使われた事のない方は、一度自分の車のジャッキの
使い勝手を確認しておくと、いざという時に役立つと思います。
同時に大型バール(750ミリでホームセンターで2,000円前後)
があればさらに瓦礫をよけるのに重宝します。
※ジャッキが車載されている場所は車種により異なります。
トランクの下や助手席の下、軽トラックなどではシートの後ろに装備されていることもありますので、
分からない場合は車の説明書で確認しましょう。
普段からある場所を把握しておくといいと思います。
実際に、阪神淡路大震災で倒壊した建物から生き延びた方の8割は
家族や近所の住民の方からの救助だったそうです。
救助の仕方を覚えておいて、いざという時は家族や近所の方をぜひ助けたいですね。